全国の原発の放射能の拡散予測を知っておいてください
もし全国の原発で、それぞれ福島クラスの事故が起こったら、どの範囲まで放射能汚染が広がるのか。そんな予測が昨日発表されました。
広い地域が避難し、農作物に実害があることが判明しました。
毎日新聞のウェブサイトに、全国の原発立地地域ごとの図が出ているので、ぜひ見て、その怖さを実感してください。
http://mainichi.jp/graph/2012/10/24/20121024k0000e040162000c/001.html
風の流れによって、原発からどの方向に放射能が流れていくかの予測になっていますが、もちろん季節によって、風向きも変わります。冬は北から、夏は南から、という具合に地域によってもまちまちです。
そのうえ基準した数値は、福島第一原発の事故です。これは炉心溶融して水蒸気爆発が起こった例です。幸運なことに、水蒸気爆発という軽い事故で済みました。
もし第一原発の四号建屋の核燃料保管プールが崩壊し燃料棒が露出したら、240キロ離れた東京も、避難しなければいけないと言われています。昨日の予測エリアは30キロ圏内なので、240キロと言えばその8倍です。
格納容器が壊れ燃料が露出するようなごく一般的な事故が起きたら、昨日の予測よりも数倍のエリアが避難地域、つまり人の住めない場所になるのだそうです。
原発は今、発電こそ停止していますが、常に冷却が必要です。地震や事故で冷却が止まれば、今日にでも大災害が起こります。
そんなものと一緒に、ボクらは毎日暮らしているんです。
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