熱狂する演説にはだまされるな
先週の土曜日は、日本が太平洋戦争に突入した「真珠湾攻撃」から71年。そして今、尖閣問題で中国と、竹島問題で韓国と、北方領土の問題でロシアと、それぞれ問題を抱えています。
日本も防衛力・軍事力の増強を考えなければいけません。ボクはそれが正しいことだと思います。
でも、いざ事が起きると、勇猛な言葉を叫ぶ政治家たちが現れます。今回の選挙もそうです。でもボクは、その人たちを手放しで信じることはできません。
一番、勇猛で演説のうまかった人は、ドイツのヒットラーです。第二次世界大戦を引き起こし、結局最後はベルリンで自殺しました。
同じ時期に勇猛演説のうまかった人がもう一人いて、イタリアのムッソリーニです。ヒットラーや日本と同盟を組んで戦争をしましたが、最後は逃げ出す途中で市民にみつかって、首つりにされました。
最近ではイラクのフセイン大統領が有名ですね。演説は勇猛で好戦的。湾岸戦争を引き起こしました。最後は裁判を受けて、その日か翌日に死刑です。
最初市民は、彼らに熱狂しました。ところがこういう人たちの話に乗ると、酷い目に遭うのは国民です。ドイツもイタリアもイラクも、万人単位で人が死にました。大きな悲劇です。
今回の選挙は、勇猛な事を言う日本の政治家が多いです。声高に平和憲法を改正しようと言ったり、核兵器を持ちたいなどと言う、好戦的な人たちです。
話を聞いていると、盛り上がりますよね。勇壮な気持ちになります。スカッとします。熱狂します。でも、そういう人たちに引きづられると、取り返しのつかないこいとになる。
歴史がそれを証明しています。
だから選挙のときに好戦的なことを言う政治家を、ボクは信用しません。
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