無料ブログはココログ

« 死にに行け、と決死隊に命令した | トップページ | 悲劇の小学校を知っていますか? »

2013年3月 7日 (木)

危険があっても教えない。SPEEDIは使わない。

原発の新しい安全規制で、SPEEDIを避難の際の参考にしないことが決まったようです。

SPEEDIとは、原発から放射能が漏れたとき、放射線量や風向きなどを入力して、どこに避難すればいいかを迅速に調べられるウルトラ凄いシステムです。

文部科学省が、100億円以上かけて作ったと言われています。

こう書くと、とても役立つように思うのですが。

2年前の原発事故では、その情報がまったく使われませんでした。その理由は

「福島で電源が切れて正確な放射線量が判らなかった」
「それでも予測結果を首相官邸に送ったが、どこかに紛れ込んで行方が判らなくなった」
「どの方向に放射能が広がったかは判ったけれど、住民に教えるとパニックになって危険だと思った」

なのだそうです。

結果、放射能の流れる方向に多くの人が避難し、大量被曝を招きました。

なぜ、方向だけでも教えなかったのか。

SPEEDIを運営する官僚たちは、100億円の立派なシステムを作ることは得意ですが、「そっちは危険だよぉ~」と、教えてあげる智恵はないんですね。

ならばとボクは思います。2年前に失敗したのなら、次はしっかりやろうって。

ところが1月末の新聞記事では、「SPEEDIは住民避難をすべきかどうかの判断には使わないと決まった」とありました。

次回しっかりやる代わりに、使わないことにしたようです。理由は判りません。

ボクが思うに、もし次回うまく使えたら、なぜ福島で失敗したのか突っ込まれるからだと思います。官僚は、記者会見で「アワ、アワ、ウ~」ってしどろもどろになってしまうので、突っ込まれることが嫌いです。

予測には使うけれど、住民の避難には使わない。危険を知っても教えない。

100億円かけたSPEEDI。使えばとても役立ちます。
持っているのは役立たずの官僚です。



« 死にに行け、と決死隊に命令した | トップページ | 悲劇の小学校を知っていますか? »

東日本大震災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1499512/50631196

この記事へのトラックバック一覧です: 危険があっても教えない。SPEEDIは使わない。:

« 死にに行け、と決死隊に命令した | トップページ | 悲劇の小学校を知っていますか? »