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2013年4月18日 (木)

患者と認定されるまで50年以上かかった人々

おととい、福島県の50年後を考えさせられることがおこりました。

水俣病の認定を最高裁判所が緩和する判決を出したんです。

水俣病は今から50年以上前に、熊本県で起こった公害です。工場の廃液に含まれた水銀の中毒で、多くの人が発病し、死んだ人もたくさんいます。

廃液を流したのは、国策をになったチッソという会社で、当時は「チッソにあらずんば人にあらず」とまで言うほどの大企業だったそうです。

水俣病にかかると、手足の感覚障害や視野が狭くなるなどの障害がおきます。国は、どれかひとつでも障害があれば患者と認定していましたが、77年に決まった基準では、複数の障害がある人だけ認めるようになったんです。

でも水銀の中毒なんて、軽い人から重い人まで様々。複数の症状が出ない人もいて当たり前です。それを国や県はしゃくし定規に判断して、ゼッタイ患者と認めようとしませんでした。

去年も、民主党の細野さんが環境省の大臣をしていたころ、市民の反対を押し切って患者の申請を一方的に打ち切るというヒドイ仕打ちをしました。

大多数の患者が認定から漏れました。そうやって国や県は、患者たちを見捨てたんですね。

それがやっと、「症状ひとつでも患者」と言う判決が出たんです。

そして今。福島原発の事故で放射線障害になる人が出たとしても、同じことが起こるでしょう。国も、県も、企業も、間違えを認めるまで実に50年以上もかかるんです。

つまり、国も福島県も東京電力も、ラッキー♪って思っています。うやむやにしておこうという魂胆です。その方が、多額の賠償金を支払わなくてもいいからです。

そうならないよう、ボクらは見守らなければいけません。忘れると、つけこまれます。


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