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2013年4月27日 (土)

ニセモノの安全  危機に対応できない原発の訓練

バッテリーからの出火で飛行停止になっていたボーイング787が、飛行を再開することになったそうです。787にはボクも2度ほど乗っています。

787が飛行停止になったのは、飛行中の機内に煙が充満し、高松に緊急着陸をしたからです。

こういう非常事態に備え、パイロットは操縦室そっくりのフライトシュミレーター(1台何億円もします)で定期的に訓練をします。そこでは、訓練中のパイロットに、不意打のp危機的状況をぶつけ、どんな時でも冷静に対処できるよう、実践的なシナリオを課しているのだそうです。

そうしないと本当の危機の時、対処できないからです。

さて、原発です。

原発の訓練は、まえもって筋書き(シナリオ)が作られています。その筋書き通りにこなせば、オッケーがもらえます。お弁当を食べながらできそうな、のんびりした内容です。

だから実際に福島で原発事故が起きたとき、炉内の圧力を下げるバルブを操作する際、まず図面を探し出してきて、どこにバルブがあるのかを確認することからはじめました。

原子炉が爆発するかも知れない1分1秒を争うとき、圧力を抜く方法すら誰も知らない。すぐにバルブを閉めに行く前に、まず、図面を探さなきゃ。で、この図面の中のどれがバルブ?

アホみたいに、危険です。

アメリカの原発では、緊急事態に備える訓練は、筋書きなしに行われるそうです。日本より、はるかに実戦的です。

そこに、原発作業員たちの命がかかっているからです。命がけの訓練です。周辺に住む住民の、命もかかっているんです。

原発事故。それは命がけの作業です。そんなことに気づかない。もしくは「きづかないフリ」をしている電力会社や政治家たちが、今、「日本の原発は世界最高水準の安全」などという言葉を口にして、あたらしい安全神話を作り始めています。

彼らはバカです。

バカのために死ぬのは、現場の作業員や、周辺の人たちです。




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