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2013年4月29日 (月)

自分は原発で死ぬことを覚悟できるか?

もしキミが、原発で働いていると想像してみよう。原発の出力を操作するのが仕事だ。

ある日、その原発で事故が起こり、あと数時間で原子炉が爆発する危機にある。このまま冷却できなければ、撤退しなければ命がない。

でももし原発の制御をあきらめて逃げ出したら、キミが今いるところから250キロも離れた東京まで放射能が降り注ぎ、日本のほぼ半分が放射能に汚染されてしまう。

おそらく日本は壊滅する。市民にも死者が出る。半径250キロの住民を、避難させることなど不可能だからだ。

キミは逃げるか? それとも、死を覚悟して最後まで原発に残るか?


それが2年前。東京電力、福島第一発電所で起きた、究極の選択だ。

東京電力は撤退を求めた。当時の菅首相は、命をかけて踏みとどまれと命令した。

キミがもし、あのとき原発で働いていたら、どちらを選ぶ?


以前このブログでも書いたけれど、福島では死を覚悟した決死隊まで組織され、復旧作業をしていた。

14年前に起こった茨城県のJOC事故でも、決死隊が組織された。

原発の作業員と言えば、普通の民間人。死ぬかもしれない作業を、命令することはできない。だから、命令されてもキミは逃げ出すことは可能だ。せいぜい職場放棄程度の軽い罪で済む。


そんなとき、キミだったらどうする?

原発とは、そういう状況まで覚悟しなければいけない施設だ。だから原発を甘く見てはいけない。

そして2度も決死隊を組織した国は日本だけだということも、忘れてはいけない。



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