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2013年5月30日 (木)

新聞に載った怪しい数字   ボクらはダマされているのか?

なんとなくダマされているような。

そんな記事が1面にデカデカと載ったのが、27日の朝日新聞。1面の一番目立つ文字で

「福島事故 国民全体の甲状腺被曝量」は「チェルノブイリの1/30」とありました。

なんでも国連科学委員会の報告案が公開されたそうです。それによると、ガンを発症する可能性が高まる甲状腺の被曝量は、6億人が被曝したチェルノブイリにくらべると30分の1しかないから安心。

というような内容です。でも、ボクは釈然としないんですよね。

って言うのは、その数日前に“国連の人権委員”が発表した報告(暫定版)には放射性セシウムの量は広島に落とされた原爆の168倍」という文章があったばかりですからね。

もちろん、
「チェルノブイリの30分の1」と言うのは、国民の甲状腺(喉にある器官)の被曝量。「広島原爆の168倍」というのはセシウムの量なので、単純に比較できません。

でも、「チェルノブイリの30分の1」って聞かされると安心できるけど、「広島原爆の168倍」って言われたら、めっちゃ恐怖を感じるでしょ?

同じ出来事から発生した事柄なのに、方や安心、方や恐怖。

でも、広島は原発投下後も、たくさんの人が亡くなったし、今も後遺症に苦しむ人がいる。

放射能の影響で起こる甲状腺のガンの他にも、心臓病や血液の病気になる人がいる。そうかんがえると甲状腺の被曝が「チェルノブイリの30分の1」って言われても、安心はできない。

逆に、ボクが読んだ“国連人権委員”の報告は、事故後の日本では健康な生活を送る権利が守られていないって、かなり強い調子で書かれている。

特に、日本政府が安全だと言う被曝量の年間20mSvは、世界の基準より20倍も高いって警告しているよ。

安全な正しい数値は年間1mSv以下だ。

「チェルノブイリの30分の1」
「広島原爆の168倍」
「世界基準より20倍の高線量」

この変な数字、キミはどう思う? 

※“国連人権委員”の報告をまとめたのは、アナンド・グローバーさんっていう人だ。「アナンド・グローバー」で検索すれば、いくつかの記事を見つけることができる。読んでおくべきだと思うよ。



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