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2013年6月27日 (木)

ひたすら罵声を浴びせられる集会

昨日は「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」とツイートした復興省の役人の話をしました。

東北の復興をになう役人から、なぜそんな発言が飛び出してくるんでしょう?

動画が公開されている会議の様子を観てみました。

原発事故に遭った福島県から、被災地の実情を知ってもらうため市民がやってきます。たいがいは、文部省だったり、厚生省だったり、復興省だったりします。

会議室には各省庁の職員が並び、やってきた市民たちから質問や要望に答えます。

ところが、そうした市民からの窓口になる役人たちは、たいがいが若手で、その場で要望にこたえることができない下っ端だったりします。ただ要望を聞いて、それを上司に伝えるだけの役目です。

たとえば、子供の年間被曝量が問題になったとき。福島からやってきた小学生が質問しました。

「20mSv(ミリシーベルト)の場所は安全だと言いますが、チェルノブイリより高い数値です。チェルノブイリのまわりでは、子供たちがたくさん病気になっています。それでも安全ですか?」

もちろんそんな質問に、若い役人たちはこたえられません。

「安全だ」と言ったら、バカだと思われる。「危険だ」と言ったら、政府の決めたことを「危険だ」と批判したことになる。

だから隣の同僚と顔を見合わせたり、手にしたマイクを押し付け合ったり、もじもじするばかりです。

つきそいの大人たちから「答えろよ!」って声が飛びます。

しかたがないので、「部署に戻って確認します」とか「確認してから後日お答えします」などという答えに終始します。

おおよそ、小学生の質問に対する答えになっていません。

当然つきそいの大人たちは「ちゃんと答えてくださ~い!」とか「それが小学生にたいする答えか!?」と声を上げます。

もう、役人たちは石のように硬くなるしかありません。もし彼らが「それは危険なので、すぐに手を打ちます」などと答えたら、あとで上司にこっぴどく叱られ、出世の道が閉ざされます。

それがお役所仕事です。復興はすすみません。

被災者と役人たちは敵対関係になってしまいます。ほんとうは、役人も市民も、一緒になって復興をどんどん進めなければいけないのに。

やりきれない気持ちです。

このまえ、仕事で宮城県に行きました。「津波にあった海沿いの町は、復興なんてぜんぜん進んでいませんよ」。ボクは、そう聞きました。

ボクラの力では解決できない問題が、被災地ではいっぱいあります。だからって、興味を失ってはいけません。被災地の現実を知って、心配してあげられる。そういう気持ちをもつことだけでも、物事は進むんです。

まずは心配する。それが第一歩です。

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