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2013年8月18日 (日)

原爆追悼式典に「うんざり」って、外国高官が書き込み

「広島や長崎の原爆式典にはうんざりしている」

数日前イスラエルの政府高官がフェイスブックにそう書きこんで、問題になった。

日本の政府は、イスラエルに抗議をしたらしい。書き込みも削除されたんだって。

そのイスラエル高官。ダニエル・シーマンっていう人は、時事通信によると正確にはこう書いたらしい。

「(原爆投下は)日本の侵略が招いた結果だ。追悼式典は独り善がりでうんざりしている」

う~ん。ボクはなんだかこのシーマンさんの言うコト。わかるような気がする。

戦争と、国家と、市民。その関係を言い当てているようにボクには思えるんだ。

戦争って何か。戦争が起これば、そこに爆弾が落ちて来る。犠牲になるのは兵隊さんだけじゃない。ボクラ市民にも死者がでる。

原爆を落とされた日本では、政府や軍部は国民にウソをついた。毎日のように、日本軍は大戦果を発表して勝っているようにみせかけて、実は、連敗に次ぐ連敗。

最後の方は「一億総玉砕」とか言って、日本国民全員が竹ヤリでアメリカ軍に突っ込んで、全員死のう!なんて言いだす始末。

当時の日本人も大半はそれに乗り気で、みんな一緒に玉砕するつもりだった。らしい。

それに反対したり、疑問をもったりすると、「非国民」だとかって言って非難される。

そして、原爆を落とされて、ツケを払わされるのはボクラ市民だ。なぜなら、ボクたち国民が支持をして政府ができたのだから、その政府が悪くても、責任はボクら市民にある。それが社会の仕組み。

選挙で、その政府に賛成した人にも、反対した人にも、平等に爆弾は落ちて来るからネ。

じゃあ、国民が支持をしないような独裁者が国を牛耳って、そいつが戦争を始めたらどうなるか? たとえば、イラクのサダム・フセインさん(死刑済み)みたいな人。

それでも、戦争の責任をとるのは国民だ。やっぱり爆弾は市民におちてくる。

どんなに政府がバカでも、独裁者がひどいヤツでも、ひとたび戦争をはじめれば、その国の連帯責任。賛成派も反対派も、どっちにも属さない人たちにも、爆弾は落ちて来る。

20年前の湾岸戦争では、罪のない一般市民にもたくさんの死者が出た。

じゃあ、世界はその人たちに同情したか? そうじゃないね。死んだ一般市民のことなんか、あまり気にもとめなかったよ。ボクもそう。世界ってそういうものだ。

だから今回の「うんざりしている発言」も、一理ある。と、ボクは思う。

広島と長崎に原爆が落とされた。でも、それには理由がある。

日本が戦争をしていたからだ。

あとになって「ボクらはだまされていた」って言ったとしても、「独裁者が勝手にはじめた戦争だ」って訴えても、世界には通じない。

「だまされたお前たちがマヌケなんだ」「独裁者を放置していたキミたちが無能なんだ」って言われるのがオチだ。

それが世界ってものだし、世界のルール。

これって、原発に似ているね。

原発反対!ってボクラがどんなに騒いでも、いざその原発が事故ったら、賛成派と反対派は平等に放射能を浴びることになる。

そのときたぶん世界の人たちは言うよ。

「福島であんな大事故が起きたのに、原発を持ち続けた日本人がバカなのさ。やめときゃよかったのに」って。

原爆を落とされるのには理由がある。
戦争にどんなに反対しても、はじめちゃったらその国は連帯責任をとらされる。

原発事故も、起きてしまえば連帯責任をとらされる。

だから、戦争も原爆も原発事故も、起きてしまったらその責任はボクらにある。キミにもある。ボクにもある。


※ボクは明日から連日多忙です。朝早くから取材です。1週間ほとブログを書くことができないと思います。1週間たったら、また気ままに書きはじめるつもりです。



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