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2013年8月 6日 (火)

仲みどりさん  今日、広島で原爆に遭った女の人です

新聞の1面に、スラリを立ったキモノ姿のキレイな女の人の写真がありました。白い顔に、憂いをふくんだ切れ長の目。

その人の名前は、仲みどりさん。

舞台の女優さんだ。

今日からちょうど68年前。8月6日。移動演劇団の一座として広島にいて、原爆に遭い、18日後に亡くなった。

それは、世界で最初の「原子爆弾症」として診断された人だそうです。(朝日新聞8月4日)。

みどりさんは、爆心地から750メートルのところにある宿舎の台所で被曝したそうです。ガレキから這い出たときは、下着一枚の姿で身体はキズだらけ。

ムシロ一枚を身体に巻いて列車に乗り、10日未明、東京へ逃げ戻ったのだそうです。

症状や爆心地からの距離から考えると、8千ミリシーベルト以上、被曝したそうです。その数値は致死率100%。

そして被曝11日目の16日、体調がすぐれず東大病院に入院。24日に亡くなったそうです。

大量の放射線を浴びて死ぬ。それはヒドい死に方だそうです。

14年前。茨城県のJOCで事故が起こり、3人の作業員が大量被曝しました。その時の様子をネットの記事で読むと、

白血球が減ってキズや病気に対する抵抗力がなくなり、放射線で細胞分裂ができなくなるので、皮膚が作られなくなります。すると全身の皮膚がむけ、身体中から血がにじみ出るほか、胃や腸の細胞も壊れ、人は生きたまま、内と外から徐々に……

治療にあたった人の話では、それは「生き地獄」なのだそうです。

4日の新聞に出ていた仲みどりさんの途中経過は、淡々とつづられているだけです。体温がさがり、白血球が減り、入院の翌日には脱毛がはじまり、身体に出血斑ができ、というふうに。

でも、JOC事故の治療を読んだことがあるボクは、仲みどりさんの苦しみが伝わってくるようでした。

スラリを立ったキモノ姿のキレイな女の人は、苦しみのうちに亡くなったのでしょうか?

今も、広島や長崎では、原発症の認定を認めてもらえない人たちがたくさんいます。

昨日の新聞には、福島第一原発で「白血病の労災基準」となる年5mSv以上の放射線を浴びた作業員が、9640人!もいた。という記事が出ていました。

その大半の作業員たちは、今「放ったらかし」になっているのだそうです。

ヒドイです。これが21世紀の日本の姿ですか? 人を使い捨てにしている。

今日、広島に原爆が投下されてから、68年目になります。

昨日、沖縄の基地にヘリコプターが墜落しました。

あの日の朝、今ボクがこのブログを書いている2時間ほど後、仲みどりさんは台所で被曝しました。

今日の夜、7時30分から放送するNHKスペシャルは、広島を描いた『終わりなき被曝との戦い』です。

放射線の脅威、病理のメカニズム、今も戦う人たちが描かれているようです。

ボクは録画して、みてみようとおもいます。キミにもみてほしいとおもいます。

仲みどりさん。どんな人か見たいという人は「仲みどり」でネットの画像検索をすれば、顔写真がみつけられます。みどりさんが所属していた劇団の悲劇を描いた『さくら隊散る』という映画が1988年に製作されたそうです。





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