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2013年10月26日 (土)

あの『ゴジラ』は原発映画だった  観てほしい

放射能が撒き散らされ、逃げまどう人々。自衛隊が出動し、国会では空しく言い争う政治家たち。そして疲れ果て、避難所で茫然とする住民の姿。

これは、福島原発の事故の様子ではありません。

今から60年前に公開された映画『ゴジラ』です。

ボクが子供のころ、家のテレビで見て、めちゃめちゃ恐かったことを覚えています。白黒映画だったなぁ~。

その後ボクは、何度か夢でも見たし。ボクの家の前をゴジラが通り過ぎていく夢とか。玄関先から見上げるゴジラ。子供にとっては悪夢です。それほど恐かった。

実は10年くらい前、衛星放送でやっていたときに観直したんです。子供のころほど恐くはなかったけれど。

大人になって観てみると、『ゴジラ』は、何を描こうとしたのか、とてもよくわかりました。破壊された東京の街は空襲の爪痕を思わせたし、空襲で焼け出された人たちを連想させました。

そしてゴジラは水爆実験のせいで生まれた、っていう内容です。

最初の『ゴジラ』は1954年、昭和29年に公開されました。戦争が終わって9年。人々の脳裏には、まだ戦争の記憶が生々しく残っていたころです。

そして今。3.11を経験したボクは思う。『ゴジラ』は、まるで原発じゃないか!

住民が避難し、自衛隊が出動し、政治家が言い争う。阻止することはできない。ゆっくりと、自分の住むまち近づいてくる放射能の雲(もしくは放射能を吐く怪物)。

ゴジラも原発も、ボクらの命を脅かす。

前回のブログで、原発事故で避難している浪江町の町役場の課長さんの言葉を紹介しました。

「原発から我々がね、いかにして命を守っていくかっていうことですよね」

原発は怪物です。ゴジラと同じです。

浪江町の課長さんの言葉を聞いて、そう思うようになりました。原発は、ボクらを殺す存在だっていうことをね。

ただ違うのは、ゴジラを倒せば東京は復興し、人々は平和に暮らすのでしょう。でも、原発が事故を起こしたら、復興などできず、被ばくのせいで病気になる。放射線障害が、何十年も人を苦しめる。

だから、古い白黒映画『ゴジラ』を観てほしい。『ゴジラ』を観たら、原発ってなにか、戦争ってなにか、それをちょっとだけわかるようになる。

ネットで「ゴジラ」を画像検索すると、3分弱の当時の予告編を観ることができる。

原発はゴジラみたいに、ボクらを殺しにやってくる。それを心に刻んでほしい。


※そしてもうひとつ、観てほしいテレビドラマがあるよ。
今日の深夜1時40分、正確には27日日曜の午前1時40分より
NHKで『ラジオ』っていうドラマを再放送します。

今、朝日新聞の朝刊にあるテレビ欄をみたら、NHKの一番下に「ラジオ」とだけしか書かれていないけど。

これは今年の3月、311のすぐ後にやったドラマの再放送です。

大津波に町が呑まれた宮城県女川町に実在するFM局『女川さいがいFM』を舞台にした実話ドラマです。いまだに津波の跡が生々しい地域で撮影されています。

さら地になってしまった町の景色を同じように、心の中もさら地になってしまったような人々。復興から取り残された町や人。被災地と、被災地外に住む人の心のギャップや、希望を失った心の空しさを、静かに淡々と描いています。

そして、心の復興をさり気なく描いています。注目は、薬剤師、リリーさんの表情です。

重いドラマだけど、最後まで観てほしい。ボクらの知らない被災地を、実感できるはずです。

今夜ボクは出張でいないから、録画して観直そうを思っています。

『ラジオ』と『ゴジラ』。ぜひ観てください。



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