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2013年11月 1日 (金)

最悪の事態が宣言される  「15条事態」

昨日のブログでは、原発事故が起きた時、どのタイミングで逃げるのがいいのか。ボクの考え方を書きました。

あくまでもボクの考え方。

自分でそういうことを考えたいと言う人は、福島県の原発事故の本を読んで、自分で知識を増やすことをお勧めします。

さて、ボクが逃げるとしたらそのタイミングは「10条事態」と「15条事態」のタイミングって、書きました。

それを、もう少し詳しく描きます。

原発で事故が起き、原子炉が危機的状況になると、現場の責任者は政府に事故を通報します。そう法律で決められています。

3月11日、2時42分。大地震が起こりました。

福島第一原発は、直後に電力を失って、原子炉を冷やせなくなりました。

当時、現場の責任者は福島第一原発の吉田所長です。覚えていますか?

3時42分。その吉田さんは「10条事態」になったと判断して東電本社や政府に「10条通報」を行いました。

「10条通報」とは「緊急事態になりねない」という通報です。さらに

4時36分。今度は「15条事態」になり、吉田さんは「15条通報」を出しました。

これは「もう緊急事態が起きている」という通報です。

ボクが以前読んだ『メルトダウン』(大鹿靖明著:講談社)によると「15条事態」とは

「首相が緊急事態を宣言し、放射能汚染にさらされそうな周辺住民を避難させなければならない最悪の事態をいう。周辺に放射能汚染を撒き散らす悪夢のような事態にさしかかったのである」

と表現しています。

「15条通報」「15条宣言」「15条事態」などといろいろな言い方がされますが、いざ発令されるとテレビニュースでも「原子力災害特別措置法により、15条が宣言されました」などと言って紹介されます。

7時45分。

当時官房長官だった枝野さんが、テレビの記者会見で「15条に該当する事象が発生し(略)、緊急事態を発令いたしました」って宣言した。

その時点で、メルトダウンまで8時間という予想が立てられていたそうです。

当時の政府は、電源喪失や通信の混乱で、どの程度の汚染が広まったのか、まったくわかりませんでした。

だから、とりあえず「安心してください」と伝えることに全力を注ぎました。その結果、住民避難は大幅に遅れました。

ボクがもし原発の近くで暮らしているのなら、15条通報が出た時点、もしくはその前の時点で避難するつもりです。原発から直線距離で30キロ、もしくは50キロ内なら絶対に逃げます。

それ以上距離があれば、風向きなどによって余裕があります。でも、逃げる用意はするし、たぶん逃げるでしょう。

六ヶ所村など、核燃料リサイクルの施設があると、100キロ圏内は即死するとも言われています。

だから200キロ以上、または300キロ以上なのか。風向きにもよりますけど、かなり遠くまで逃げます。

そういう覚悟はしています。

でも、なんだか現実味はありません。

大丈夫なら、あとで戻ればいいですから。

でもよく考えてみてください。そんなことまで覚悟しなけりゃならない原発。本当に必要なんですか?




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