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2013年11月 2日 (土)

福島県は、避難住民の被ばくを放置した

昨日、おとといのブログで書いたけれど、原発事故が事故で最悪の状態になったら、ボクは政府や県の避難指示を待たずに避難するつもりです。

彼らの避難指示なんて、ホントにアテにならないからです。

原発事故があった福島では、被ばくを放置するというヒドいペテンがありました。住民の被ばくを判っていて、何もしなかったんです。

原発事故から逃れてきた人を除染するための基準値があります。

それは事故直後、6000カウント(cpm)でした。

これを超えると、被ばくした人は検査(スクリーニング)され、放射能を落とすため体を洗ったりする必要があります。

そして1万cpmになると、放射性ヨウ素(ガンの元です)から身を守るため、安定ヨウ素を服用することになっています。

ところが福島県は6000cpmの基準値を1万3千cpmに基準が引き上げました。

すると今度は、1万3千cpmを超える避難住民がたくさん現れたんです。

当時の福島は断水とかで、放射性物質を洗い落とす水が不足していました。

そのうえ医師や除染をする人も人手不足。大量の住民を検査し、除染することができません。

だから今度は1万3千cpmから10万cpmに引き上げたんです。当初6000cpmの汚染両に比べると16.6倍。

10万cpmは、400ベクレル/1平方cmに相当するのだそうです。

1平方センチの中に400個の放射能があって、人の遺伝子を傷つける放射線を1秒間に400発発射するということです。

日本には放射性管理区域という指定があって、そこで飲み食いしたり睡眠をとってはいけないし、妊婦も入ってはいけません。

その基準は4ベクレル。だから400って言ったら100倍です。つまり10万cpmとは、法律で許される数値の100倍の被ばく量なんです!

ところが福島県では、10万cpm(100倍の濃度の放射線量)以下の人は検査もせず、洗い流すこともせず、放射線を浴び続けたまま放っておかれました。

そういう住民を被ばくからまもる「安定ヨウ素剤」も、10万cpmに引き上げたついでに配られることもありません。

放置されたんです。尋常じゃありません。

そんな具合に、原発事故から逃げ遅れると、体の検査も除染もしてもらえない。住民を守るための基準数値を引き上げるというボクに言わせればペテンが起きるんです。

だから大量に被ばくしたくなければ、自分の判断でさっさと逃げる。

おとといのブログで、「避難は自己責任」って書きました。

政府や県庁からの避難指示をのんびり待っていると、ひどい目にあう。それが福島県の実情でした。

もし、次に原発事故が起きたら、6000cpmで検査や除染を確実にしてもらえるのか? そういう体制はできているんですか? 数値を引き上げるなんていうインチキを絶対にしませんか?

どうなんでしょう。

自分の身は自分で守る。それが原発事故の対処法です。


※原発事故当時、基準値が引き上げられて住民の被ばくを放置された詳しい経緯は『カウントダウン・メルトダウン』(船橋洋一:文藝春秋)の上巻第5章に書かれています。

その中で作者は、福島県は基準値を上げ、安定ヨウ素剤の服用の指示を出さなかった。何もせず、傍観したまま、住民を助ける行動を一切とらなかった。と、糾弾しています。

この本は読むべきです。原発避難の参考になります。



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