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2013年12月31日 (火)

今、原発はゼロ。止めているのはボクらの「民意」だ

「今、脱原発した国はどこか? いうまでもなく日本である」

そんな文章が10月最後の日の朝日新聞にあった。書いたのは慶応大学の教授、小熊英二さん。その文章を、ちょっと抜粋してみます。

「いま日本では一基の原発も動いていない」

「なぜかと言うと、原発反対の民意が強いからだ」

「民意は脱原発を望み、政官財の抵抗を押し切り、実質的な脱原発を実現している」

「震災後の世論調査では、一貫して脱原発支持が約7割」

「自民党の比例区得票数は大敗した09年の数を回復しておらず、09年の民主党得票数の約6割である。自民党は棄権の多さと野党の分裂で、少ない得票で漁夫の利を得たにすぎず、基盤強固とはいえない」

「しかもその自民党でさえ昨年12月の選挙で、得票の約7割は脱原発支持者のものだ」

「思い起こしてみよう。震災直後の時点で、稼働原発ゼロという事態が実現すると予想した人は、ほとんどいなかったはずだ。電力の3割を担う原発を止めれば経済も生活も崩壊すると思われていたからだ」

「しかし人々は原発の危険性を知り、原発を巡る政治経済の構造を知った。その結果として節電が進み、デモがおこり、原発は止まってゆき、それでも生活に支障はなかった」

「原発なしで二夏をすごし、稼働原発ゼロは既成事実になりつつある。この既成事実が定着し、支障がないのになぜ原発がいるのかという民意が強まる」

「今となっては、電力供給の必要から原発を再稼働すると言う説明に、納得する国民は少ない」

「“日本には偉大なリーダーはいないが、民衆の実行力はすごい”とは、高度成長期からの一貫した日本評である。古い既得権に足をとられた政官財の抵抗を押し切り、震災後の日本は脱原発を実現しつつある」

勇気づけられる文章だね。本当は全文を載せたいけれど、ちょっと大変なので読みやすいように抜粋して、文章もちょっと整えました。

けど、今確かに脱原発をしている日本。その脱原発に、攻撃を仕掛けている政治家や電力業界。

彼らは、国民のためを思って原発を動かそうとしているのか? そんなふうに思う日本人はいないね。

震災があって、原発事故があって、ボクらは自分の頭で考えるようになった。何がウソで、何が危険で、日本をどんな未来にしたいのか。

望んでいるのは、平和に暮らせる日本だ。子孫に残せる日本の風景。

東京電力の株主、73歳の橘 柳子(りゅうこ)さんは、あの3月11日、自宅のある福島県浪江町から避難した人のひとり。生まれは戦時中、中国・大連。敗戦で中国を脱した時と同じ恐怖を感じたそうだ。(朝日新聞6月26日)

敗戦と原発事故を体験して柳子さんが知ったことは

「国は国民を守ってはくれない。原発がある限り、同じことが再び起こる」

「原発がもたらす金とモノの豊かさは、偽の豊かさ。子供たちの未来に残すものじゃない」

そして今日、たった今、こうしてこのブロングを読んでいるときも、3度目の大みそかを仮設住宅で過ごしている人たちがいる。30秒でいいから、目をつぶって、そんな暮らしを想像してみてほしい。

15万人もの人たちが、まだ避難生活のままだ。

4度目の大みそかも、その大半は仮設住宅だろう。そんなの復興じゃない。

その現実を、ひとりでも多くの人に実感してもらいたい。

大切なことは、ボクらのが思考し、考え、学び、行動し、そこで得た「民意」をどう行使するか。

2014年。ボクもまたこのブログを頑張って書き続けるつもりだよ。このブログもまた、ちっぽけな「民意」のひとつだからね。

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