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2014年1月18日 (土)

原発事故 誰も責任をとらなくていい

「事故が起きても責任を取らなくていいなら、危険性が高まる。極めておかしい計画だ」

16日、新潟県の知事が、東電の広瀬社長にそう噛みついた。

東電は今、経営を黒字にするため、新潟県にある柏崎刈羽原発を再稼働する計画を立てている。政府もそれを認定したね。

その説明に訪れた東電社長に、疑問を呈したのが新潟県知事の泉田さん。

3年前。福島で原発事故が起きたときもそうだったけど。東電の経営者は誰も起訴されず、社会的な責任もとらず、その大半は関連会社に天下って、社長や会長といった職についている。

新潟県知事の泉田さんが言いたいのは、

もしまた事故が起きても、福島の時と同じように東京電力は誰も責任を取らないでしょう。責任がないから、危険なものでも平気で動かそうとする。責任がないということは、とても危険である。って言うことだ。

そればかりか、東電の株主たちも責任をとっていない。あれだけの事故を起こせば、株も賠償に回すのがあたりまえ。株券は紙っペラだ。

東電にお金を貸した銀行も、回収できなくなるので必死。普通だったら債権放棄させられる。それがお金を貸した側の責任。

そんな状況に泉田知事は、

「株主責任も貸し手責任も棚上げされた『モラルハザード(道徳の欠如)』の計画だ。(再稼働の計画を)見直していただきたい」と迫った。

モラルハザード。道徳の欠如。責任の欠如。モラルも道徳も責任もないから、危険に対する責任も取らないアマイ姿勢。それが今の東電。

“絶対的な安全”っていう責任を誰がどうとるのか? 第一、福島の事故に対する責任を誰がどうとったのか?

この3年間、日本人なら誰もが疑問に思った現実だ。

チェルノブイリで働く原発労働者を訓練するセンターのラリーサ・サリー所長は、こう言っていたよ。

「当時の原発幹部は有罪になり、投獄されました。起訴理由に、人材育成制度がなかったことが挙げられました。訓練が未熟で、安全が十分確保されなかったからです」

まっとうでしょ? 旧ソヴィエトの裁判。ちゃんと責任をとらせた。

新潟県知事の追及に、東電の広瀬社長はこう釈明したそうです。

「株主には株価下落や無配が続くことで負担をかけており、金融機関に債権放棄を求められたら、二度とお金を借りられなくなる」

安全と責任。それを正そうとする知事。もっとお金を借りたいから、原発を動かそうとする東電社長。

なんだかちぐはぐな会話になっている。

『責任のないところに、安全はない』
『原発は動かしたいけど、責任をとるつもりはない』

これがまさに今の日本の原発。

ひとたび事故が起これば、自衛隊が出動し、何万人もが避難をし、故郷を失い、自殺者まで出る。そんな施設、他にはない。超、危険施設だ。

そんなものが責任不在で存在する。死刑になるぐらいの覚悟ある?

泉田知事の言葉をもう一度くりかえすけど。

「責任をとらなくていいなら危険性が高まる」

その単純な理論を、東京電力はどう考えているんだろう?

東京電力だけじゃない。原発を再稼働したがっている経済界の偉い社長さんたち。自民党の議員さんたち。原発を推進する安倍ちゃん。

責任を、どう考えている? ちゃんと責任とる根性ある? あるワケがない!


※新潟県知事の泉田さんと、東京電力の広瀬さんの会話部分は、朝日新聞1月17日の朝刊から抜粋しました。

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