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2014年2月 1日 (土)

原発事故の被害者は  救済まで50年かかるのか

公害っていう言葉が盛んに使われたのは1970年代。今は法律の規制もあって、公害はずいぶん減ったね。

今、最大の公害と言えば、原発だ。

今日も数100トンの汚染水が福島の海に流れ出し、何万ベクレル(ひょっとして何億ベクレル?)もの放射性物質が空気中に吐き出されている。

最近、日本の公害を扱ったドラマを見る機会があって、公害の存在がわかっているのに、何10年も放置され、企業や国に時間稼ぎがおこなわれ、その間住民の被害が広がり、裁判で半世紀もかかるっていうことを知った。

そのドラマ、NHKが放送していた『足尾から来た女』。

栃木県にある足尾銅山から流れ出た鉱毒によって、農作物が取れなくなり、住民が死にはじめる。明治40年(1907年)が舞台になっている話だから、今から100年も前だ。

びっくりしたよ。

足尾銅山といえば、ボクは子供の時にニュースで盛んに取り上げていた憶えがあるから、その時でさえ70年以上続いていたことになる。そんなに前から問題になっていたんだ!?

ドラマでは、足尾銅山に反対した元国会議員が、どこへ外出するにも2名の警察官がついてあるくシーンが繰り返し描かれていた。そうやって、当時の国は公害に反対する人を監視していたんだね。

安中精練所(群馬県)の公害も、ボクが子供のころよくニュースになっていたよ。これは亜鉛の毒で、反対運動が起こったのは1938年。第二次世界大戦の2年も前だ。

そして裁判がはじまったのは1980年。

1956年に確認された水俣病(熊本県)では、当初原因企業のチッソが、自社に責任があることをいつまでも否定。裁判で最初の判決が出たのが1971年。それから40年たつけれど、去年も患者の認定作業がおこなわれているし、認定された患者はごく一部だ。

公害ではないけれど、広島・長崎の原爆症は、原発投下から70年。今も認定されない患者たちが裁判をおこしている。

こんなふうに、どの公害も解決まで50年以上かかる。

福島の原発も、これから50年かかるのか?

今、家を追われた人が保障されるのは50年後なのか? それとも50年たっても、まだ救済されない人がたくさんいるのか?

原発事故で飛び散った放射線が原因で病気になった人がいたら、その人は保障されるのか。それともこれから50年もかかるのか?

公害は恐ろしい。50年かかる。それが事実だ。

国や原因企業に雇われた医者や学者は、裁判で原因企業の味方をした。水俣病でもそうだし、原爆症の裁判でもそうだ。

裁判で勝っても、国が保証金の支払いを渋ることもある。

今も大気中や海に流れる放射性物質。それを甘くみていると、ヒドイめに合うかもしれない。歴史がそれを教えている。

ウィキペディアで、「水俣病」「足尾銅山事件」「安中公害訴訟」って検索して読んでみるといい。

住民が裁判に勝つまで、どんなに長うかかるか判る。

福島の原発事故が、そうならないことを願う。





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