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2014年4月17日 (木)

福島で基準以上の放射線 政府は半年公表せず

今年4月1日エイプリルフール。福島原発から西に20キロのところにある田村市は避難指示が解除されたね。

原発から20キロ圏の警戒区域で、避難指示が解除されたのは初めてのことだ。

そう新聞やテレビでも報じられた。

「新たな復興のスタートだ。市民が安心して帰還できるよう、戻る方々が安心して生活できるよう、全力で取り組んでいく」と、市長の冨塚さんはおっしゃった(産経ニュース4月1日より)。

ところがその田村市で、基準値以上の放射線量が確認されていたのに、政府はそれを公表せずにいた(イコール隠していた)ことが発覚!!!!

まったくもって酷いね。

被曝することが判っていながら、住民をそこへ帰す。非人道的なやり方だよ。

ときどきテレビのバラエティ番組に出ている中部大学の工学博士、武田邦彦さんっていうおじさんを知ってる? その人が初めて国の原子力委員会に出席したときのこと。

委員会の会場には傍聴席やマスコミ席があって、すべてが「公開」になっていることに、武田さんはびっくりしたんだって。

そのとき武田さんは「原子力はすべて公開なんですよ」って教えてもらったそうだ。

ところが、あの原発事故以降、公開されないことがしょっちゅう起こる、この日本。

基準値以上の放射線が測定されているのに、教えない。

繰り返すけど、まったくもって非人道的だ。まともな国じゃない。

去年7月。田村市周辺の線量を調べるよう指示したのは「内閣府原子力被災者生活支援チーム」。チーム全員が、経済産業省の職員。

この「…チーム」が、「放射線医学総合研究所」と「日本原子力研究開発機構」に田村市周辺の調査を依頼した。

「放射線……研究所」は、別名「放医研」って呼ばれてる。たとえば、原爆症の認定を認めてほしいという裁判に、政府側の証人として出て行って、出来るだけ認定しないよう証言しているところ。

だから原爆の被害者からは悪名高い機関。

いっぽうの「日本原子……機構」は、昔「動燃」て呼ばれた組織で、もんじゅを開発したけど爆発事故を繰り返したり、「プルトニウム入りの水を飲んでも安全」なぁ~んてアニメを作って批判を浴び、結局はとり潰し(ホントは名前を変えただけ)になった組織。

こっちも評判が悪い。

つまり、田村市周辺の放射線を調べた「…チーム(経産省)」「放医研」「……機構」は原発推進機関だ。

その連中が調べたのは、ホントは人を帰しちゃいけな放射線量。

判っていたけど、黙っていた。

政府が田村市とかで開いた避難指示解除の意見交換会でも、計測データの存在を明かしてこなかったんだって。

市民を被曝させちゃうんだぜ。なぜすぐ発表しなかったのか!

「……チーム」の職員によると、放射線が高くても「避難指示の解除と直接関係しない」から(朝日新聞4月16日)なのだそうだ。

え? って思っちゃうよ。

放射線が高くても、関係なしに避難を解除しちゃうってコトか? この人、バカなの? 言い訳にすらなっていない。

そうして迎えた輝かしい4月1日(エイプリルフール)。

田村市は避難指示が解除された。

新聞やテレビが、そのことをバンバン記事にする。

そこはもう安全だって、みんな信じちゃうよ。

基準値以上の放射線があっても、構わないからどんどん帰らせちゃえ。っていう政府のやり方。こんなことが、まかり通るゆがんだ政策が今、福島県でおこなわれている。

「原子力被災者生活支援チーム」というのは名ばかりで、これじゃ「被曝支援チーム」だよ。

原子力はすべて公開する、のが原則だったハズなのに。

事故がおきて、こっちに放射性物質が飛んできても教えない。そこが基準値以上の汚染地域でも、住民には教えない。

住民の安全は、何にもまして重要な基本のキの字のハズだ。それが今ないがしろにされている。

日本の原子力政策。信じられないし危険すぎる。




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