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2014年5月21日 (水)

福島第一で職員逃亡 原発放棄

「所長命令に違反 原発撤退」

そんなタイトルが、昨日の朝日新聞の第1面に載った。

福島第一原発の事故直後、650人もの大量の職員が命令に違反し逃げ出していたという。

これは当時第一発電所の所長だった吉田昌郎さん(故人)が、政府事故調査委員会に応えた調書の中で発見された。

この調書は非公開。調書を要訳したものが報告書として公開されているけれど、その全文を朝日新聞が入手して記事にしたらしい。

東電職員が逃げ出したというくだりは、3.11事故の4日後。3月15日早朝のことだ。2号機の圧力容器が壊れ、所員の大量被ばくが懸念されていた。

そこで吉田所長は、すぐに不測の事態に対応できるよう第一原発内の比較的放射線量の少ないところで待機するよう指示を出す。

ところが、当時原発で作業していた720人の職員のうち、9割の650人が、吉田社長の命令を無視し、10キロほど離れた福島第二原発に逃げてしまう。

逃げた中には事故対応を指揮する部課長クラスのGM(グループマネージャー)も含まれていたという。

こうして第一原発にとどまったのは、吉田所長をふくむわずか69人の職員だ。

ひょっとして、フクシマ50(フィフティー)って見捨てられた69人のこと?

朝日新聞の見出しは『原発撤退』だったけれど、これには語弊がある。

ボクだったら『原発放棄』『職員逃亡』っていういう見出しにするよ。

さて、政府の事故調査。吉田所長を含めた772人が証言している。その原本は内閣官房に保管されているそうだ。

その後、政府の事故調は報告書を作成してて公開しているけれど、その中では『職場放棄』は触れられていない。

つまり東京電力に都合の悪い内容は、割愛されているということだ。

とうぜん原発事故の全容を解明するためにも、こうした調書はすべて公開すべきだ。それをせずに、「原発の安全性」などと言うのはおこがましいにもほどがある。

それでも官房長官の菅義偉さんは「公開するつもりはない」とおっしゃる。なぜよ?

つまり、官房長官は、いろいろ屁理屈をつけているけれど、結局は東京電力を護りたいんでしょ。

朝日新聞にはこう書かれている。

「吉田調書にはこのほかにも国や東電が隠している事実が多く含まれ、反省材料が凝縮されている」

そう!

「……国や東電が隠している事実が多く……」

3.11の未曾有の原発災害。

それでさえ、政府や東電は隠しごとをしている。という指摘は、驚かされるよ。

原発の安全性に対しては、全て公開する、というのが原子力発電を運営する鉄則だったはずだ。

ところが事故調査さえ国民から隠しとおそうとする政府と東電。

ウソと隠ぺい。そんな姿勢の連中に、原発を再稼働する資格はない。

原発から逃げ出す職員が大量発生した東京電力。これって、韓国のフェリー事故で逃げ出した船員たちと同じじゃん。

韓国じゃ殺人罪で船員たちが逮捕され、裁判にかけられるそうだけど、日本では、職場放棄して逃げ出した職員たちを、政府が隠して護ってくれる。いい国だね。

ってか、これじゃ韓国以下ってことだ。おおよそ文明国とは言えないね。

そんなことを隠しながら、東電は柏崎刈場原発の再稼働に一生懸命。政府や東電の言う安全とは、その程度のモンなんだね~。

そんな原発に安全はない。日本は原発を持つべきじゃない。

朝日新聞が書くように、国や東電が国民から隠している事実が多数あるのなら、もはや彼らは信じるに値しない。

むしろ国民の敵だ。そう思わないか?





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東日本大震災」カテゴリの記事

コメント

美しい。美しすぎる。
やはり日本民族は自己犠牲の塊だな。
世界の真ん中で狂い咲き!

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