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2014年7月 2日 (水)

昨日、日本の“戦後”が終わり、今日から“戦前”がはじまった

もちろんボクは戦後生まれだ。

でも、戦前とはこういう世界をいうのだなと、昨日、そう感じた。

長く続いた激動の、それでいて平和だった戦後が昨日終わりを告げた。そして今日から、日本は戦前がはじまった。

昨日閣議決定された集団的自衛権の解釈改憲とは、そういうものだ。

日本はまた戦争へ続く門を開けてしまった。

しかも、国民の多数が反対し、官邸前では抗議のデモが起こり、大多数の国民のあいだで議論されず、一部の国会議員の賛成だけで、暴走的にきめられたのが憲法の“解釈”と言うあやふやな理論だ。

いや、解釈なんて、それは法律上のペテンでしかない。白を黒を言いかえる、言葉遊びだ。

そんなことをして、日本は国際的に一人前になれるのか?

自衛隊員の命が、遠い異国の地で失われることが、一人前なのか。

たとえば、石油の輸入がとだえるような戦争が中東でおきたとき、自衛隊員が命を落とす価値はあるのか。

たかが石油じゃないか。ガソリンや工業製品、電気や家電製品の生産を維持するために、命を落とす価値はあるのか。

我慢すればいいんじゃないのか? 停電したら、ロウソクを使えばいいんじゃないのか? クルマ通勤をちょっとやめて、路線バスで通えばいいんじゃないか? ちょっと早起きして、家を出ればいいんじゃないか?

電気とマイカーと冷蔵庫のために、自衛隊員は命を落とすのか? それとも、日本人はそれすら我慢できない国民なのか?

マイカーのために、自衛隊員に死んでもらいたいって思っているのか?

自衛隊員だけではない。戦争が起これば、日本そのものがテロの標的になる可能性だってある。

銀座や御堂筋で爆弾テロが起きたら? ボクラと同じ、普通の家族が爆弾テロで死んだら?

犯人を捕まえて、たとえ死刑に出来たとしても、テロという形で戦争を自国内に持ちこんでしまった、昨日の閣議決定にそもそも発端はあったのではないか?

中国や韓国との問題もそうだ。

まず対話。平和的にどう解決するか。日本は我慢強く進めるべきだった。

中国や韓国がどんなに騒ぎ立てようと、日本はどんなことも耐え忍びつつ平和を説くべきだった。

ところが年末、安倍さんが靖国神社に参拝したことで、逆に煽ってしまった。日本が平和的解決をアピールできる機運が高まっていたそのときに、ブチ壊しにしたのは安倍さん自身だ。

安倍さんには、日本を取り巻く国際問題を平和的に解決しようとする意思はない。ゼロだ。

“積極的平和主義”という欺瞞だらけの言葉は、平和というオブラートに包んだ、武力主義にほかならない。「武力で平和を勝ち取る」という、70年前の戦前に、盛んにつかわれ、何十万人もの国民が死亡し、失敗したやり方だ。

昨日、集団的自衛権を閣議決定したことで、中国はさらに態度を硬化し、戦争の準備を高めるだろう。日本もまた同じだ。お互いが戦争へと、半歩ずつ、ときには擦り足で、戦争へとじわじわ近付いている。それが今の状況だ。

解決するどころか、日本と中国はまた半歩、戦争へ近付いてしまった。まさに戦前だ。

そして、そんな憲法解釈で海外派兵を許すという、まさに憲法違反をおこなっても、テレビニュースではほとんど紹介しない。

官邸前に連日デモがおこなわれても、それが報道されない。数日前、抗議のために新宿駅で焼身自殺をしようとして火ダルマになった男性がいたそうだけれど、それも紹介されない。

こうしたマスコミの姿勢も、まさに戦前だ。

おカミの都合のいい報道しかおこなわない。いや、都合の悪いことは、まるで起こっていないかのように無視をする。

戦時中、日本があたかも勝っているかのように事実を歪曲して伝えていた当時の新聞やラジオのように、日本人には今そこにある事実を伝えない。それが日本の21世紀の報道姿勢だ。素晴らしいじゃないか。

3年前の原発事故以来、「原発は安全」「壊れない」「漏れても安全」「すぐには影響がない」とエスカレートしたすえ、真実を追求しなかった報道。

原発の危険性を伝えず、福島では甲状腺ガンが頻発し、除染もせず、法令違反の放射線量のなかへ住民たちを帰還させようとしている政府と県。そうしたものも一切伝えない日本の報道。

そうだよ。報道そのものも、まさに戦前にもどってしまった。報道後進国だ。いや、報道としては第三世界以下だ。

「原発は安全です」「日本は戦争する国にはならない(安倍首相)」

それもこれも全部ウソだ。

絶対安全な原発はない。

同じく、集団的自衛権は、海外で自衛隊が軍事活動を展開できる、というお墨付きだ。

もうウソはやまてくれ。

でも、政府がウソを繰り返し、国民を無視して暴走する。それがまさに“戦前”なのだと思う。

集団的自衛権の“解釈”改憲。これはまさしく日本の民主主義の劣化だ。

その劣化を食い止め、ただしい道に戻すのは、キミたちひとりひとりの力だ。今からでも遅くない。

今、まさに“戦前”にある日本を、また以前の平和な国に戻す努力をしよう。頼むよ。キミの力も必要だよ。






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